風の吹く港にあるロウソクの灯みたいな気持ちなのだ

安定せず常に靄を抱えながら穏やかでもなくでも激しくもなくただただ心の内の陰鬱で冷たい渦潮に身を飲まれそうになりながらそこをヘロヘロになって泳いでたまに力尽きている

 

ともかくギリギリで心だけ重力が増したような感じで歩いているのに色々な事を思い出してまたまた心にかかる負荷ばかりデカくなっていくんだ

結局私は誰からも愛されてなかったし誰からも好かれてなかったのだ

 

でもその事はとうの昔から気づいていたよ

それを認めたくなかったしどうにかしてその現実を覆したかったけど無理だったんだ

誰もが自分のことしか考えてないのは明白なのに期待をした私が馬鹿だったんだ

 

私が死んでも肉親以外は、それがたとえ君であろうと一年も経たない間にただの記憶にしかならないんだろうねなんだか笑っちゃうね言葉は薄っぺらいね  あのお月様になれたらいいのにねえ

私の背骨肩甲骨から首筋を抜けて耳元で囁く君はいつも私をどこかから見つめては隠れて唇をとんがらせるんだ

 

きみは洞穴のような瞳をこちらに向けて不思議そうに私の首に手をかけるんだよ

 

きみによって押しつぶされた喉は唸りをあげて私の視界はまた赤と黒の世界に包まれていく

 

起床

 

きみはいなくなる  いや  またベットの下や押入れに小さくなって隠れているんだろう

きみのこと愛してるのになあ

お前は!人間のような!

姿で!あらわれてくるのだ!

お前は!怪物のような!

瞳で!俺をみつめるのだー!!!

 

その体は!とても美しく!

その腕は!白魚のようで!

その足は!カモシカにもにて!

俺を!だきしめているのだ!!!