安らぎ

見ていますか、愛しい人

 

わたしは安らぎというものを知っています。

 

全て諦めた時の安らぎは不安や希望から解放されて、わたしの体は重さを無くし、魂が蒸発しながら自分の肉体を自分で殺すのです。

その安らぎは形容し難いほどの安心と無音の世界、無の空気に包まれてわたしはそれの虜になってしまいます。

 

だからわたしはいつも居なくなりたいのでしょうか、それがあまりにも魅力的なのでしょうか、

 

あなたと共にいる時は、安らぎと希望と不安があります。

 

わたしはあなたとの未来を強く求めながらも、まだその魅力から離れられないのかもしれません。

 

あなたはわたしと共に死んでくれると言ってくれました。

 

ですがわたしは死ぬことがほしい訳では無いみたいです。特にあなたと死ぬなんて、素晴らしいけれども安らぎはないと思っています。

 

わたしは不安や焦り、期待をしてしまうからこそ苦しく、それをしない世界に行きたいだけなのかもしれません。

 

たまに思います。なにか、死後の世界があるとして、わたしはあなたと共にいて、下界を見るときに他の人が成長していく姿をみて、幸せになっていく姿をみて、二人でああ、もう少し生きればよかったのかもね、なんて言うのかもしれないなあと。

 

多分わたしは大丈夫。 たまに安らぎの世界に行くだけで、この体は死なないでしょう。

 

期待したくないのかもしれません。不安や焦りが嫌なのかも。だからそこから一時解放されにいくだけだから、大丈夫。

 

わたしの大丈夫は、信じられないかもしれないけれど、大丈夫なんだよ。